葉酸:妊娠前からの摂取
生物の細胞に存在する核酸、この核酸の成分のひとつが有名なDNA(遺伝物質)です。このDNAは親から子供へ代々コピーをされて受け継がれていきます。葉酸はそのDNAが作られるときに働く補酵素で、細胞分裂には不可欠な栄養素なのです。
つまり葉酸不足は細胞分裂のときにDNAのミスコピーを発生させてしまうリスクが高まるのです。
では葉酸が「妊娠初期」に必要というのは何故なのでしょうか? 妊娠初期というのは人間の成長においてもっとも細胞分裂が盛んな時期といえます。 だいたい受胎してから2~4週間ぐらいまでが細胞分裂の非常に活発な胎児期なので、この細胞分裂が活発な胎児期に葉酸が不足すると、無脳症や神経管閉鎖障害による病気がおこるリスクが高くなるといわれています。
胎児の神経系障害のリスクを低減させるには少なくとも妊娠1ヶ月前からの葉酸摂取が望ましいとされます。
欧米では妊娠に関係なく、将来妊娠をする可能性がある女性たちにも日頃からの葉酸摂取が推奨されています。日本では妊婦と授乳期に一般より多めに取ることを推奨されていますが、妊娠を望んでいる方も日頃から意識して葉酸摂取を心がけることが望ましいといえます。

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